

2025-10-22
日本養豚事業協同組合 中四国支部開催 養豚技術セミナー開催案内
平素は、当組合の活動にご高配を賜り厚く御礼申し上げます。今回は中四国支部開催で養豚技術セミナーとして、より具体的で実践的なセミナーを開催いたします。
昨今の酷暑の常態化により発育遅延や生産性悪化、事故増加が全国的に問題となっていますが、暑熱が家畜の生育に影響するのは昨日今日の話ではありません。今より“涼しい夏”であった20,30年以上前においても、夏場の生産性低下とその対策は業界の重要テーマでした。よって現在の課題は「暑熱の激化が対策をより困難にしている」ことを前提に、解決策を再設計することにあります。ヒントはJASVベンチマーキングのデータです。酷暑下でも高い生産性を維持する経営体が確かに存在します。例えば生産性指標の代表例である分娩率を読み解くと、上位階層ほど月別分娩率の変動幅が小さく、子豚生産が安定していますし、枝肉重量の月次変動もベンチマーキング階層別比較では変動幅に顕著な違いが出ています。
本セミナーでは、「夏を制する者は養豚を制す」というテーマで鹿熊修氏(茨城県㈲稲波ファーム)に技術論に関して講演いただき、その後参加者に議論に参加していただくパネルディスカッションを行います。①換気・給水・給餌・飼育密度・床面の面積など環境面の要点、②高能力系統の夏季特性と選抜・交配・導入の考え方、③日々の指標(採食・呼吸・体表温・分娩率・枝重)の見立てと現場改善の手順、④“やりがちな失敗”の回避策を、データと事例で具体的に解説します。経営者はもちろん、実際の現場で日々管理に取り組む皆さまに明日から実践できるよう、より具体的に現場で活かせる改善点を提案していきます。そのため質疑では自農場データの持ち込んでの相談も歓迎いたします。今後も毎年やってくるであろう酷暑でも“生産性の落ちない農場”へ改善するきっかけをつかんでいただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ちしています。
記
開催日時:令和7年11月21日(金) 13:00 受付開始
開催場所:ホテルトップイン松山 (愛媛県松山市一番町1-5-15 : 089-933-3333)
講演内容: 13:30 開会挨拶 細川 進洋 支部長
13:40 演題「夏を制する者が養豚を制する」
茨城県・有限会社稲波ファーム 鹿熊 修 氏
15:40 パネルディスカッション「管理の改善にむけて」
※セミナー参加者全員自由に意見交換、講師への質疑応答できます
16:30 ㈱メンデルジャパン紹介「深部注入カテーテルによる種付実践」
16:55 賛助会員紹介
17:15 閉会 懇親会場へ徒歩移動
17:45 懇親会(会場は移動します、徒歩5分ほど)
チャイナ白魂(愛媛県松山市二番町2丁目5-3)089-931-8151
講演会費:組合員・賛助会員無料、非会員2000円 懇親会費:5,000円/人
https://forms.gle/u75pZkuu48zFMsXQ6
以上